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代官山の家

revised: 2005 / 11 / 21

INFORMATION

[計画概要]
名 称:代官山の家
所在地 :目黒区
主要用途:個人住宅
規 模:地上3階建 最高高さ:10.57m
敷地面積:46.90m2
建築面積:28.07m2(建ペイ率 59.9%<60%)
延床面積:71.72m2(容積率 152.9%<160%)
各階面積:1階 16.38m2、2階 26.42m2、3階 26.42m2
主体構造:木造(SE工法)、一部鉄筋コンクリート造
法規制等:第一種住居地域、第3種高度地区、準防火地域
前面道路:北側4m

[掲載誌、取材など]
「Memo」特集:希望の持てる家づくり 狭小住宅(ワールドフォトプレス、2002.Apr.)
「狭小住宅 PART2」(ワールドフォトプレス、2002)
「EXPRESS !」(TBS系列テレビ情報番組、2002.Aug.)
「スーパーモーニング」(TV朝日系列テレビ情報番組、2002.Sep.)
「プロの建築家が考えた 小さな家の間取り」(成美堂出版、2003年)

ローコストからリーズナブルへ

代官山下の閑静な住宅街に建つ木造三階建ての住宅です。敷地は14坪あまり。駐車場を確保するだけで敷地の半分ほどが塞がります。私の元を訪れたクライアント氏はそこに吹抜を持つスキップフロアの住宅を希望されました。
過剰な装備をさけ、とにかく最小限必要な性能を充実させることに専念しました。躯体と断熱対策にはコストをかけ、収納や設備の一部は入居後徐々に充実させていくことになりました。必要なものとそうでないもの。単なる「ローコスト」という発想からはなれ、「リーズナブル」を追求した結果です。
そして、トップライトを頂点とした三層にわたる吹抜を取り囲む大きな一室とも言うべき空間が生まれました。名付けてアーバン・シェルター。住み始めてからが楽しみな都市型タテ穴式住居です。

中央の吹抜部見上げ