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妙蓮寺の家

revised: 2005 / 11 / 21

INFORMATION

[計画概要]
名称:妙蓮寺の家
所在地:横浜市港北区
主用途:専用住宅
家族構成:夫婦+こども1人
地域・地区:第一種低層住居専用地域
全面道路:北側5.5m
駐車台数:1台
敷地面積:169.52m2
建築面積:60.27m2
延べ面積:89.71m2
構造・階数:木造(SE構法)・地上2階
基礎:ベタ基礎
最高高さ:6.4m
階高・天井高:2,700mm・2,350mm、4,900mm
設計・監理:ハマナカデザインスタジオ(濱中直樹)
設計協力:フェムケ・ベルスマ、瀬田憲男(LivingType)
施工:小川建設株式会社
設計期間:2003年5月~2003年12月
施工期間:2004年1月~2004年5月

[掲載誌、取材など]
「LiVES」 vol.20 特集「子供と暮らす空間」(2005.Mar.)
「la Repubbulica delle Donne」イタリア(2005.May)

ゆるやかなつながり

Photo: Alessio Guarino

この住宅の各ゾーンは核となる吹抜を介してつながっています。そのためというわけでもありませんが、この吹抜を主室と名付けています。
この吹抜を介して回遊することで、空間のダイナミズムを捉えようとする意志が働くようになり、規模が小さいながらも豊かな体験を提供することができたようです。2階バルコニーには屋上へのはしごも取り付けられており、螺旋状の動きの軸も意図しています。
また、吹抜の空間が過度に開放的になることを防ぐこと、実用にも供することを意図して手摺りを兼ねたアルミ押出形材による組立式収納を設えました。モジュールに従って計画されているこの収納は、必要に応じて収納棚のレイアウトが変更できるよう計画されています。
上階は将来空間が分節されることを考慮して構成されており、必要に応じて間仕切り収納などを設けて部屋数を変更することが可能です。
上階からは、横浜らしくランドマークタワーやパシフィコ横浜などを見晴るかす、すばらしい眺望を得ることができました。


Photo: Alessio Guarino