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吹抜:代官山の家

revised: 2005 / 11 / 21

螺旋状に吹抜けを上昇する階段。上部にトップライトの一部が見えます。

代官山の家ではクライアントの要望でもあった三層にわたるダイナミックな吹抜が空間の印象を特徴づけています。さらにスキップフロアという床を少し(ここでは半層)ずつずらして重ねていく手法をとっているため、床の数としては合計6枚あるように感じられるかもしれません。

そしてこの吹抜けを通じてトップライトからの光が下の階へと導かれます。ライトウェル(光井戸)と呼ばれる所以です。

吹抜けを介した一室空間の一番のメリットはどこにいても人の気配が感じられることです。逆に言えば、プライバシーを重視したい場合にはその点を十分に考慮して全体を計画する必要があります。


断面図。吹抜けに面したスキップフロアの構成がよくわかります。