ARCHITECTURE - PROJECT
- 和田の集合住宅: 2017
- 河辺の家 改修計画: 2012
- 道の駅 尾花沢 花笠の里 ねまる: 2007
- Proto House 0511: 2005
- 小金井の家: 2005
- 妙蓮寺の家: 2004
- Y RESIDENCE: 2001
ARCHITECTURE - ARTICLE
敷地の特性を活かして
「妙蓮寺の家」では、南面する崖地という敷地の特性を活かして、南側に懐の深い大開口を設け、その外部を木デッキとしました。デッキは一階の床面と同じ高さにそろえられ、建築面積で表示されている以上の空間の広がりを実感することができます。
*内部的外部、あるいは外部的内部
南側に張り出した庇により、夏場の直射日光は室内へ入ることはなく、逆に秋から冬、春にかけての高度の低い日射を室内へ多く取り込むことにも成功しています。
外部デッキの使われ方により、主室が外部的内部のように感じられることもあれば、夏場タープなど天蓋を設けるようなきっかけで、逆にデッキ部を内部的外部と感じることもあります。
空間を名前で規定することなく、住まい手の手にゆだねるささやかな試みの一つと言えるでしょう。