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富山ライトレール
COLUMN - ARTICLE
見直され始めた路面電車
このコラムでは最近地方で盛り上がりを見せている地域再生事業(地域ブランド2.0などとも呼ばれ始めました)のモデルとなりうる体験をご紹介します。
すっかり季節外れになってしまいましたが、さる2月の連休に岐阜県の白川郷へ出かけました。
東京から白川郷へは空路で富山へ入り、空港からレンタカーを利用する方法がなかなか便利です。富山空港から白川郷へは高速利用で約50分ほどで到着します。
さて、今回早朝に富山入りした私たちは富山市内を観光する事にしました。
そこで向かったのが、旧い町並みを活かした再生事業で脚光をあびている市内の岩瀬浜周辺です。
富山駅の駐車場に車をとめ、話題になっている富山ライトレール(路面電車)を利用して終点の「岩瀬浜」へ向かいます。
JR富山港線の廃線が決定した折に地元有志の提案で実現することになったというこの路線は、ヨーロッパ各都市で再評価を受けているトラムを思わせるデザインでなかなかの人気を博しているようです。週末の特別料金ワンコイン=100円、という乗車賃も好感が持てますね。
駅には地元企業の協力でデザインの優れたポスターが掲示されていたりもします。
これらの総合的なアプローチにより、2006年度のグッドデザイン賞金賞、日本鉄道賞をはじめ、開業一年目で多数の受賞を得ているようです。