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大工工事のあらまし
今回のリフォームは設備周りのほかはほとんどが大工工事となります。
手順はおおむね下記のようになるでしょうか。
床下地作り→天井下地作り→天井仕上げ→フローリング張り→壁下地作り→壁材張り
実際はいくつかの作業が併行しますので、必ずしも順番通りではありません。
まず、仕上げ材料を張るための下地作りから始めます。
・床下地:床については不陸の調整(床を真っ平らに近い状態にする、ということです)のためにフローリングの下地にベニヤ板を敷き詰めるのですが、新たに断熱材を入れるために根太を敷いておきます。
2階については断熱材を入れる予定がないので、既存の床板に直接ベニヤ板を張っていきます。
・天井下地:天井は既存の仕上を落とさず、直接仕上げ材を張ることにしました。
・天井仕上げ:その仕上げ材に採用したのが、東京産の間伐材を利用してつくられた針葉樹のベニヤ板です。節の部分がパテでケアされていたりして、内装材として利用されることが想定されているのは明らかです。予想以上に柔らかくしなやかな素材で、若干であれば曲線部にも使用できそうです。
針葉樹には樹皮に近い部分と中心に近い部分とでそれぞれ白太、赤太という分類があるそうですが、今回選んだのは白太と呼ばれる部位から生産されたものです。文字通りかなり色白な印象です。