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中延の家—塗装工事-2 白染色で軽やかに

revised: 2006 / 10 / 13

節なし木目ハウス

塗装前の構造用合板。

床の下地,フローリング張りと並行して行われていた電気工事,設備工事も器具の取付以外はほぼ終了し、家具工事や塗装工事、建具工事といった仕上げ作業に入ります。

内装に張り巡らした構造用合板をオイルステインで染色します。オイルステインというと深い色ばかりの印象があるかも知れませんが、今回使用したのは、ホワイト。木目がほどよく浮き上がり、実際にはきつめに見える針葉樹の構造用合板の木目をずいぶんと落ち着いた調子に押さえてくれます。
ちなみに使用した塗料はターナー色彩株式会社から発売されているカラーオイルフィニッシュのホワイト。日頃私どもの現場でもオスモカラーなどとともに頻繁に使用する塗料です。この製品の特長としては下記のようなものがあげられます。


木材に浸透して保護。塗膜を作らず、ワレを防止。

・亜麻仁油を主体に、松ヤニからとったテルペン樹脂を加えた植物性のワニス。カラーオイルフィニッシュにはさらに天然顔料を調合。
・木材に浸透し、内部で固まって保護。
・表面に塗膜を作らないので、木材が呼吸し、無色もカラーも自然な木肌を生かしたナチュラルな仕上がり。
・心やすらぐラベンダーの香り。

(メーカーホームページより)

塗装工事中の様子。オイルステインの白染色でさわやかな雰囲気を狙っています。

実はこの最後の「心やすらぐラベンダーの香り」というのがこのメーカーの特色で、確かにほのかにラベンダーの香り(癒し効果とともに誘眠作用があるとされています)がただよいます。塗装作業中に眠くなってしまいそう、というほどではありませんので、ご心配なく。