COLUMN

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新川崎プロジェクトー
インフィル・デザイン・コンペ

issued: 2006 / 09 / 15

集合住宅への提案

大手不動産デベロッパ「モリモト」が主催する新川崎プロジェクト - インフィル・デザイン・コンペに「新進気鋭の建築家20人」のひとりとして参加しました。

このプロジェクトはすべての住戸が自由設計型、という首都圏初となる意欲的なもので、そのなかに建築家からの提案を盛り込んでみたい、というものでした。参加作品のなかから最優秀、優秀作品が選ばれ、それらは実際にモデルルームも建設され、一般の顧客も募集されるというもので、いわゆる実施コンペのひとつと考えられるでしょう。

私たちが関わることになったプランは、天井高さが4mあり、床面積も120m2程度というこのプロジェクトでは特別な位置づけの部屋(スケルトン)です。
ここで私たちは、集合住宅の"something nU"(サムシング・ニュー)として、従来のnLDK方式からnU(U: ユニット)式への移行を提案しました。大きな空間に必要最小限の機能別空間(寝る、食事をつくる、用を足す、などに対応したユニット)を点在させたのです。
住戸のなかにさまざまな「奥」を作り出すことで例えばご主人の書斎的な空間をユニット化することなく実現する、といったことも可能になります。
そして、「どの機能をユニット化するか」、という問いかけそのものが住まい手のライフスタイルを考えるきっかけとなることをも意図しています。
機能単位の空間とそれ以外の空間のどちらもがそれぞれの「おもて」と「うら」としてすまいの中で新しいシークエンス(景)を生み出すことを願っています。