1999

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TOYAMA PRODUCT DESIGN COMPETITION 1999



1999年11月に富山総合デザインセンターの主催で開催された[富山プロダクトデザインコンペティション'99]出品作。
公開審査において特に審査員からの評価が高かったため、「商品化検討デザイン案」として選定された。製造コストの面で問題あり、とのことで商品化は見送られた。

審査委員(敬称略)
黒木靖男(審査委員長・富山デザインセンター所長)
佐藤康三(プロダクトデザイナー)
清水文夫(建築家、プロダクトデザイナー)
黒崎輝男(IDEE 代表取締役)

司会
桐山俊樹

DESIGN CONCEPT

アルミニウムにはじめて艶を感じたのはいつのことだろうか。それまで家のサッシュや登山用クッキングパンみたいに使い倒す素材、くらいのイメージしかなかった私にとって。

はじめは登山用品店で見た原色使いのカラビナ、
デザインを学びはじめて知った故倉俣史郎氏の作品、
あるいはモダン・ファニチャーに重厚感を与えている鋳造金物。

私にとって典型的なこれらアルミ素材の触感を、新たなプロダクトに表現することが今回のデザインコンセプトとなった。
素材となるアルミニウムは、加工方法の特性を活かし、プレス成形、押出成形あるいは鋳造によって生じる素材感を対比することによって、[冷たい]素材と捉えられがちな材料の持つ逆に豊かな表情を楽しめるものとしたい。


COMPOSITION + DETAILS

このオフィスワークテーブルの構成は、一言で表現すれば、
「フレームにサポートされた面の構成」
である。図版にある通り、ゴムでコーティングされたポールと鋳造された貫で連結されたフレーム構造に、プレス・曲げ加工されたアルミ板のボックスがボルトセットにより、取り付けられる。
ボックスには数色のヴァリエーションがあり、クライアントのニーズにより、選択される。ここでは粉体塗装などのほかにも、アルミ独特の輝きが魅力的な電解着色の製品も用意される。ボックスにあけられた穴には専用の金具が取り付けられ、棚板のセッティングなどに利用される。
天板も数種類のヴァリエーションを用意する。アルミ素材からはアルミハニカムパネルを採用することは勿論、ガラス天板などにより、このプロダクトの持つ構造上の特長を視覚化することも考慮する。

以上、プレゼンテーションボードより