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2013年4月30日(火曜日)

LRTによるまちづくり

カテゴリー: - hama @ 13時54分39秒
さる4/26(金)の夜、日本景観フォーラム主催のセミナーに参加したのでメモ。
テーマは「路面電車によるまちづくり−アーバンデザインの新潮流」。
LRT(Light Rail Transit)についてのセミナーだということを目にして出かけてきました。セミナーの講師は次世代交通システムについて多くの著書がある、関西大学の宇都宮 浄人 氏がつとめられました。

LRTのことをはじめて知ったのは、2007年の2月に白川郷をおとずれる途中、富山市内に立ち寄り、開業2年目の富山ポートラムに乗車した事がきっかけだったように記憶しています。
2000年前後からヨーロッパ各地のトラムが新しいデザインで脚光を浴びた事もあり、トラム・デザインの新潮流、程度のことは認識としてありました。しかし、今回のセミナーで一番印象的だったことは、新世代型路面電車(LRV : Light Rail Vehicle)のデザインに関わる面(高床、低床など)だけではなく、LRTは「次世代型路面電車を基幹としたトータルな都市交通システム」である、と捉えようとしていた事です。LRTを民間企業の一事業としてだけではなく、あくまでも公共財として捉え、我々の社会のあり方を議論する場にしよう、という点に共感をしました。
LRTの定義や諸外国での事例、既存交通システムとの比較や連携についてなど、概要がわかりやすく解説されました。

[LRTの良さ(MAFFIA)]

  • ゆとりある中量輸送機関 (Medium capacity transit)
  • 乗り降りの容易さ (Accessibility)
  • 本数増加による利便性 (Frequency)
  • 柔軟なネットワーク (Flexibility)
  • コストの安さ (Inexpensive)
  • 街の環境改善 (Amenity)
  • 海外の事例でも特筆すべきなのが、LRTの導入により、「歩く街としてにぎわうようになる」というものでしょう。このような街並は「トランジット・モール」として紹介される事も多くなりました。

    社会的便益は社会的費用にまさる、という発想に基き、LRTを軸としてバスや自転車など連携するフィーダとなる交通手段を整える事により、同心円状のコンパクトシティから「お団子と串のまちづくり」(富山市)への移行を目指そう、ということです。確かに事業単体での赤字、黒字といった観点からの採算性を単純に議論するだけではなく、地域の活力を総合的に評価できる共通の指標をつくりあげることができるか、ということが重要になってきそうです。

    今後の課題としては、「各地域がまちづくりと交通を一体として考えること」、その際に「一般市民が自家用車への過度な依存から脱却するという発想を持てるか」ということでした。

    さて、セミナー後の懇親会で宇都宮先生とお話する機会があったのですが、「豊かさの定義として、多様な選択肢がある社会」という意味の事をおっしゃられていたのが、非常に印象に残っています。
    つまり、クルマも含めて既存交通システムか、LRTか、の二者択一(物事がそれなりに変化しようとするとき、二者択一に極端化して理解しようとする事は往々にしてあります)ということではなく、これからの社会のスケールやあり方を考えた選択肢を模索して行く上で、有力な候補のひとつとしてLRTを実現できないか、ということなのでしょう。

    2010年にJR吉備線のLRT化を前提とした駅舎デザインコンペに恊働で応募した事があり、その際に調べた事などからLRTについては、私自身、大きな期待を寄せています。そのコンペ時にはLRTと自転車の連携を考え、シクロ・ツーリズムを活用した街中の施設運用提案や観光客の移動ログをSNSで活用するような提案を含めました。



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